鉄ミュの作演出をした川尻恵太さんに未来の芝居や仕事について伺ってきました【インタビュー】

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鉄ミュの作演出をした川尻恵太さんに未来の芝居や仕事について伺ってきました【インタビュー】

川尻恵太プロフ画像

インタビュー雑談

こんぺーです。


色々な方と未来や仕事の面白さについて対談をしています。

だんだんシリーズ化しておりますが

今回は、脚本演出家・俳優の川尻恵太さん(@sugarboykiller)にお話を伺いました。

まずその前に川尻さんのプロフィールを簡単に紹介

川尻画像

北海道札幌市出身の脚本演出家・俳優。
2000年に札幌で劇団ギャクギレを旗揚げ。
現SUGARBOYという劇団を主宰。
ラーメンズ及び小林賢太郎作品の演出補、エレキコミック、エレ片の構成作家。

最近では、
鉄ミュで話題になったミュージカル「青春-AOHARU-鉄道」の脚本演出。
「天元突破グレンラガン 炎撃編 其の弐、其の参」の脚本。
エレキコミック発表会「東京」、エレ片コントライブ「コントの人9」の構成作家。

などなど多彩に活躍をしております。

そんな川尻さんに舞台の未来や覚悟について質問してみました。

上京するきっかけはラーメンズ

山田 川尻さんは演出脚本家・俳優でもありますが、いつぐらいからこういう舞台やコントに興味を持ったんですか?

川尻 小学校だと思います。ダウンタウンやウッチャンナンチャンに憧れて、はじめはお笑いがやりたくて、学校の廊下で漫才やコントの練習をしてました。
お祭とかのステージで漫才やって500円貰ったりとかしてましたね。今思えばあれが一番最初のギャラですね。

山田 札幌でお芝居を作っていらっしゃいましたが東京にくるきっかけはなんだったのですか?

川尻 ラーメンズの小林賢太郎さんに「東京で仕事しないか」と声をかけていただいたのがきっかけです。小林さんは、今でも色々な事を教えてくださる恩人です。

山田 上京ってかなり大きな転機ですね。お芝居で本気で食べていくと覚悟したのはいつぐらいですか?

川尻 覚悟したのは高校を出る時です。その時はまだお笑い芸人になろうと思っていましたが、何にせよ、芸能に関わる仕事以外はやらないと決めたのはこの時です。

山田 なるほど。芸能にかかわる仕事以外はしないということはアルバイトなどもしてないってことですよね。本や演出で食べれるようになるまでは、生活費はどうしていたのですか?

川尻 22歳くらいまでは、舞台と舞台の間に短期バイトをしていましたが、小林さんに「自分が何者かをきちんと名乗れるようにアルバイトを辞めたほうがいい」と言われてからは、時折入る舞台仕事だけで生活してました。
どうしてもお金がない時は親に借金した事もあります。

覚悟してからの変化はグラデーション状だった

川尻画像

山田 自分が何者かをきちんと名乗れるようにアルバイトを辞めたほうがいい」という言葉に重みがありますね。
今でも仕事や夢や目標へ向かう上で「覚悟を持つ」って本当に大変だと感じています。ブロガーでも覚悟を持ってやってる人は、更新頻度やネタが全然違うと思いました。
覚悟したことで頭の中が変わったことありますか?

川尻 特になんにも無かったです。楽しみが強かったですね。何しようかな、っていう。

山田 覚悟をしてネタに対する意識とかかわりましたか?

川尻 これも明確にここから、っていうのはなくて、グラデーション状に変わっていったと思います。まず、最初から根底にある「自分がお客さんだったら観たいもの」に、プラスとして、「自分じゃないお客さんにも耐えうるもの」という考えが加わりました。
インプットに関しては、少しだけ、テーマについて勉強するようになりました。

山田 テーマって大事なんですね。僕自身もブログで「未来ジョブ」という未来の職業をテーマにブログを書いてるのですが、演出・脚本家、舞台は未来で進化すると思いますか?

川尻 舞台演出家と言えども種類は様々なんですよね。どこまでの領域に踏み込んでも演出家だし、踏み込まなくても演出家なんですよ。なので演出家という括りでいうなら未来もスタンスはあまり変わらないかなあと思います。
舞台で括るなら、技術が新しくなり出来る事が増えてきたので、変わっていくような気もしています。

山田 未来でどんな舞台が出てきたら面白いなと思いますか?

川尻 そのうち、ホログラムで芝居し始めたら役者は楽ですよね。映画と舞台の中間みたいな。

山田 北海道が誇る初音ミクと舞台のコラボですね!

川尻 機会があればできればいいなあと思います。今や初音ミクは立派なスターなんで、ギャラが、高いとは思いますが。

山田 現状のテクノロジーで舞台に使ってみたいなという技術はありますでしょうか?

川尻 ワープとかできたら色々楽ですけど、ワープはまだ無いですもんね。

山田 ないですね。どこでもドア欲しいです。

川尻 考えてみると、僕、現状のテクノロジーに詳しくない事に気づいてしまったので、なんとも言えませんが、映像技術も音や光の技術も日々上がっているので、使えるものはなんでも使いたいです。

仕事=趣味

山田 未来では仕事という定義が「楽しく稼げるもの」というスタンスになるのではと言われています。演出家や脚本家、コメディアンは苦しんで楽しみを与える仕事だと思ってます。(産みの苦しみ的な)
川尻さんにとって仕事ってどういうものですか?

川尻 僕の場合は仕事も趣味も全部一緒なので、境目が無いんですよ。唯一仕事と趣味を区別するとしたら、お金が発生している。
という事だけで、基本はお金が発生しようがしまいが、手を抜くということは無いので、殊更境目がないです。テーマに沿って答えるなら、先々、そういう、趣味と実益が兼ねられるようなフォーマットは増えると思います。

山田 10年後にどんな事をやりたいなど目標というか実現させたいことはありますか?

川尻 10年後の事は全く考えてないです。今やってる事も最後をどうするか考えてないぐらいなんです。馬鹿なので、その場その場で考える事しかできないんです。

山田 最後になりますが、お芝居とかコントって川尻さんにとって何ですか?

川尻 ありきたりに答えるなら生活です。「生きていくための活動」そして、もう一つ、「僕が観たいもの」です。
いつまで経っても、僕が創りたいものではなく、お芝居もコントも、僕が観たいものなんです。自分が観たいものを創る。究極のマッチポンプです。

山田 ありがとうございました。

川尻さんの脚本や演出で活躍してる舞台を是非見てみよう。

芸術の秋から冬に今変わってますが、是非見てみましょう。
ちなみに僕は定期的に舞台を見に行ってます。
なぜならアイデアの神様が降りることがあります。

芸術やコントに触れると確実にアイデア降りてきますよ。
だってアイデアを沢山苦労して考えた人たちの集大成なんです。その集大成を垣間見るだけでも少しでも何か心に残ることが多々あるのではないでしょうか

川尻さんの今後の予定は


【作・演出】
おちゃめいつ3『こいのかしつ』
日時:2015年12月25日(土)〜31日(木)
場所:器とcafe ひねもすのたり(東京・阿佐ヶ谷)


【演出】
おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』
《東京公演》
日時:2016年1月10日(日)〜17日(日)
場所:シアターGロッソ
《大阪公演》
日時:2016年1月22日(金)〜24日(日)
場所:サンケイホールブリーゼ


【脚本】
パインソー12th「miLE」
《札幌公演》
日時:2016年1月28日(木)~31日(日)
場所:演劇専用小劇場BLOCH(札幌市中央区北3条東5丁目5岩佐ビル1階)
《東京公演》
日時:2016年2月11日(木・祝)~17日(水)
場所:シアター711(東京都世田谷区北沢1-45-15)


となっております。


川尻恵太プロフ写真
川尻恵太

北海道札幌市出身。脚本家、演出家、俳優。SUGARBOY主宰。2000年に札幌で劇団ギャクギレを旗揚げ、2010年の解散まで、ほぼ全ての作品の脚本演出を担当。
2006年に上京。ラーメンズ及び小林賢太郎作品の演出補、エレキコミック、エレ片の構成作家も務める。お笑いから演劇に至るまで幅広く作品を発表する新進気鋭の作家である。
近年では、プロペラ犬×時速246億「ハッピーセット」、魔法科高校の劣等生朗読劇、舞台「じょしらく」、ミュージカル「青春-AOHARU-鉄道」などの脚本演出。「天元突破グレンラガン 炎撃編 其の弐、其の参」脚本。エレキコミック発表会「東京」、エレ片コントライブ「コントの人9」の構成作家を担当。TBSラジオ JUNKサタデー「エレ片のコント太郎」、響ラジオステーション 鷲崎健・浅沼晋太郎の「思春期が終わりません」




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